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プレスリリース

2021年度のUEBA市場は前年度比60.4%増を予測
高い精度で内部不正などを検知するソリューションとして認知度が高まり急成長
ITRがUEBA市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のUEBA(User and Entity Behavior Analytics)市場規模推移および予測を発表します。

UEBA市場の2020年度の売上金額は18億2,000万円、前年度比56.9%増となりました。2021年度は同60.4%増の29億2,000万円を予測しています。

UEBAは、その学習機能により、従来よりも高い精度でネットワーク内の異常行動、異常なトラフィック、脅威の検出などが可能なため、多様化、高度化する内部不正や攻撃手法への対策として、認知度が高まりつつあります。セキュリティインシデントの発生が後を絶たないなか、セキュリティ投資に積極的でコンプライアンス対応を重視する大企業を中心に導入が拡大しています。このような動きから、ITRでは同市場のCAGR(2020~2025年度)は22.2%、2025年度には50億円に迫ると予測しています。

図.UEBA市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)
図.UEBA市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)

ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「エンドポイントセキュリティ市場では、マルウェア対策に続いてEDR(Endpoint Detection and Response)が企業に導入・展開されてきていますが、この次に企業に普及すると見られている製品・サービスがUEBAです。マルウェア対策やEDRがマルウェアを対象としているのに対して、UEBAはユーザーのログインパターンや端末操作パターンをAIで分析することで、ユーザーのなりすましや内部不正行為などを検知します。セキュリティインシデントは、外部からの攻撃よりも内部の不正行為が上回ることから、UEBAのニーズは今後ますます拡大するでしょう」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:情報漏洩対策市場2022』に詳細を掲載しています。同レポートには、エンドポイント暗号化、IRM(Information Rights Management)、メールアーカイブ、メール誤送信防止、データベース監査・保護、コンピュータ・フォレンジック、ネットワーク・フォレンジック、統合ログ管理、SIEM(Security Information and Event Management)、UEBA、NDR(Network Detection and Response)、画面操作監視の全12分野を対象に、国内60ベンダーへの調査に基づいた2019~2020年度売上げ実績および2025年度までの売上げ予測を掲載しています。

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