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プレスリリース

レッドチームサービス市場は金融業と製造業などを中心に市場が形成され、2021年度は前年度比34.0%増の見込み
ITRがレッドチームサービス市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のレッドチームサービス市場規模推移および予測を発表します。

レッドチームサービス市場の2020年度の売上金額は15億3,000万円、前年度比17.7%増となりました。レッドチームが攻撃者の視点で企業・組織を攻撃し、攻撃を受けた企業・組織が有効なセキュリティ防御体制を構築しているか、適切に対応できるかなどを評価し、改善提案を行うことによって、組織・人の脆弱性やソリューション・設備の脆弱性を把握することができます。同サービスは、セキュリティ投資に積極的で、甚大な被害を受ける可能性が高い大企業を中心に、なかでも金融業と製造業での導入が進んでいます。また、現在、参入ベンダーが増加していることから、2021年度のレッドチームサービス市場は前年度比34.0%増の20億5,000万円を見込んでおり、CAGR(2020~2025年度)は18.1%、2025年度は35億円に達すると予測しています。

図.レッドチームサービス市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)
図.レッドチームサービス市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)

ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「これまでサイバー攻撃の予防対策は、脆弱性情報を基にセキュリティパッチを適用したり、ペネトレーションテストを実施して通信ポートの設定に不備がないかをチェックして補強したりしていました。しかし、最近の標的型攻撃のような複雑な攻撃に対しては、実際のシナリオに沿って疑似的に攻撃を行い、体制面を含め網羅的かつ総合的に脆弱性を評価することが重要となっており、大企業を中心にレッドチームサービスの検討・導入が進んでいます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:サイバー・セキュリティ・コンサルティング・サービス市場2021』に詳細を掲載しています。同レポートには、セキュリティコンサルティング・プランニングサービス、セキュリティ脆弱性診断サービス、スレットインテリジェンスサービス、インシデントレスポンスサービス、OTセキュリティ診断・構築運用支援サービスなど全16分野を対象に、国内39ベンダーへの調査に基づいた2019~2020年度売上げ実績および2025年度までの売上げ予測を掲載しています。

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