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プレスリリース

2020年度のIBP市場は前年度比33.5%増の高い伸びを予測
コロナ禍で不確実性が増すビジネス環境を背景に高成長を維持し、2024年度には135億円に
ITRがIBP市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のIBP(Integrated Business Planning:統合ビジネス計画)市場規模推移および予測を発表します。

IBPは、製品・サービスの供給・販売に関わる一連の事業計画と、経営・事業レベルの収益を管理する財務計画を、一貫性あるデータで統合するシステムであり、多期間、多用途、多組織の3つの軸から構成されるセグメントを横断してプランニングを支援します。

IBP市場の2019年度の売上金額は、前年度比50.5%増の47億4,000万円と大幅な伸びとなりました。2020年度も主要ベンダー各社とも新規導入ユーザーが増加傾向にあり売上金額を伸ばしていることから、市場も引き続き同33.5%増と高い伸びが予想されます。コロナ禍で不確実性が増すビジネス環境においてビジネスの継続性を維持するには、プランニングの精度向上や自動化を図ることが重要との認識が高まっており、成長の要因となっています。

IBP市場は今後も高成長を維持し、CAGR(2019~2024年度)は23.3%、2024年度の売上金額は135億円を予想しています。

図.IBP市場規模推移および予測(2018~2024年度)
図.IBP市場規模推移および予測(2018~2024年度)

ITRのプリンシパル・アナリストである浅利 浩一は、「IBPは、ビジネスのオペレーションとファイナンスのプランニングの横断的な管理を目指すソリューションであり、参入ベンダーの源流は、経営・予算管理、サプライチェーン、アナリティクスと各社異なります。計画の進捗・達成状況および収益の見通しを、遅滞なくズレなく把握できるようにすることで、Excelが混在しサイロ化した計画・予算システムを刷新する基盤として活用できます。また、AI・機械学習による機能強化も図られてきており、グループ/グローバルのマルチサイトでビジネスを展開する大企業を中心に導入が進んでいることから、今後はさらに展開に弾みがついていくと予測されます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:予算・経費・プロジェクト管理市場2021』に詳細を掲載しています。同レポートには、連結会計、経費精算、予算管理、IBP、プロジェクト管理の全5分野を対象に、国内43ベンダーへの調査に基づいた2018~2019年度売上げ実績および2024年度までの売上げ予測を掲載しています。

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