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プレスリリース

2020年度のDDoS攻撃対策市場は前年度比14.9%増を予測
DDoS攻撃の大規模化、巧妙かつ執拗な攻撃の増加で2桁成長を続ける
ITRがDDoS攻撃対策市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のDDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)対策市場規模推移および予測を発表します。

DDoS攻撃対策市場の2019年度の売上金額は51億1,000万円、前年度比11.1%増となりました。昨年来のコロナ禍のテレワークに伴うクラウドサービスやeコマースの利用者が増加しており、サービス提供事業者は増大するトラフィックに対応すべく、ネットワーク回線を増強しています。しかし、ネットワーク回線の大容量化・高速化は、DDoS攻撃の大規模化を誘発しており、攻撃を受けた場合の被害は甚大となり得ます。さらに、ダークウェブから攻撃ツールを入手すれば専門知識がなくても簡単に発見しづらい巧妙なDDoS攻撃や執拗なDDoS攻撃が可能なため、DDoS攻撃対策への必要性が一段と高まっています。このような動きから、2020年度は前年度比14.9%増と前年度を上回る伸びを予測しています。

図.DDoS攻撃対策市場規模推移および予測(2018~2024年度予測)
図.DDoS攻撃対策市場規模推移および予測(2018~2024年度予測)

ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「コロナ禍により外出の機会が減り、クラウドサービスやECなどのオンラインサービスの重要性が増しています。また、テレワーク勤務は勤務形態のひとつとして捉えられつつあり、営業スタイルもオンライン中心へと移りつつあります。こうした状況を狙ったサイバー攻撃が増えており、なかでもネットワーク回線や通信機器に過剰な負荷をかけてWebサービスを利用不能にするDDoS攻撃が多くの被害をもたらしています。DDoS攻撃対策は、これまで大規模で高価な仕組みが必要でしたが、クラウドサービスのオプション機能をはじめ安価なサービスが登場してきていることから、今後、その必要性の認識とともに大きく普及が進むでしょう」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:サイバー・セキュリティ対策市場2021』に詳細を掲載しています。同レポートには、ファイアウォール/UTM、WAF、Webゲートウェイ・セキュリティ、メールフィルタリング/ビジネスメール詐欺対策、SSL可視化など全12分野を対象に、国内59ベンダーへの調査に基づいた2018~2019年度売上げ実績および2024年度までの売上げ予測を掲載しています。

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