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プレスリリース

販売商材別の上位はアパレル・アクセサリー、食品・飲料品、理美容品・薬品
ネットショップの増加と製品の高機能化により、2016年度のECサイト構築市場は前年度比14.1%増
ITRがECサイト構築市場規模推移・予測、および販売商材別シェアを発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内のECサイト構築市場規模推移・予測、および販売商材別シェアを発表します。

国内ECサイト構築市場の2016年度の売上金額は129.1億円、前年度比14.1%増と高い伸びとなりました。利用者の嗜好分析機能やマーケティング機能など、製品・サービスの高機能化に伴って案件が大型化したことが要因です。今後、ネットショップおよびネットショップ利用者は増加していくことから、CAGR(2016~2021年度)は11.1%を予想しています。

提供形態別では、2016年度はSaaS市場が前年度比14.3%増とパッケージ市場よりも好調な伸びを示しました。2017年度もパッケージ、SaaSともに2桁成長を維持し、徐々にSaaSのシェアが高まると予測しています。

図.ECサイト構築市場規模推移および予測:提供形態別
図.ECサイト構築市場規模推移および予測:提供形態別

さらに、同市場を13の販売商材(アパレル・アクセサリー、食品・飲料品、理美容品・薬品、家電・AV機器・事務用品、家具・インテリア・雑貨、スポーツ・レジャーなど)に分け、販売商材別のシェアを算出したところ、2016年度のシェア上位は、「アパレル・アクセサリー」「食品・飲料品」「理美容品・薬品」でした。これらの3商材で過半数を超えており、今後も販売商材の中心を占めるものと予測しています。

図.ECサイト構築市場:販売商材別シェア(2016年度・売上金額ベース)
図.ECサイト構築市場:販売商材別シェア(2016年度・売上金額ベース)

ITRのシニア・アナリストである三浦 竜樹は、「ECサイト構築市場の高い伸びの背景には、大きく3つの要因があげられます。1つは販売商材別1位のアパレル・アクセサリーでは、従来からの大手ECモールへの出店に加えて自社ECサイト構築に注力しています。2つめは商材別2位の食品・飲料品や3位の理美容品・薬品に多く見られる『定期購買』の市場拡大です。健康食品やサプリメント、地域の名産品など、リピート購入率が高い商材を販売する企業で導入が進んでいます。3つめが1店舗当たりの年間売上金額が高いECサイトでは、MAなどデジタルマーケティング・ツールとの連携・統合を視野に入れたECプラットフォームへのリプレースが進んでいます。これら3つの要因により、同市場は今後も高成長が期待されます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート「ITR Market View:ECサイト構築/決済代行/CMS/SMS送信市場2018」に詳細を掲載しています。同レポートには、ECサイト構築市場、決済代行サービス市場、CMS市場、SMS送信サービス市場の4市場を対象に、国内43ベンダーへの調査に基づいた2015~2016年度売上げ実績および2021年度までの売上げ予測を掲載しています。

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