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プレスリリース

2015年度の予算管理市場は前年度比8.3%増、2016年度は同36.3%増の大幅増
提供形態別では、2017年度にはSaaSがパッケージを逆転
ITRが提供形態別国内予算管理市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内の提供形態別予算管理市場規模推移および予測を発表します。

国内予算管理市場の2015年度の売上金額は、前年度比8.3%増の9億1,000万円と、市場規模はまだそれ程大きくないものの、堅調な伸びを示しています。予算管理業務は表計算ソフトや手作業に依存する企業が多いのが現状ですが、予算管理導入による予算編成業務の迅速化や可視化など、システム導入による有用性が徐々に浸透しつつあることが背景にあります。また、海外では豊富な実績を誇るAnaplanの国内参入により市場が活性化しつつあることから、2016年度は同36.3%増と大幅な伸びを予測しています。

提供形態別で、2015年度はパッケージ市場が前年度比8.6%減に対し、SaaS市場は同92.9%増の大幅な伸びを示しています。新規導入ではSaaSを選択する企業が急増する傾向にあり、2017年度にはSaaSがパッケージを上回り、2020年度のSaaS市場は15億円まで拡大すると予想しています。


図.提供形態別予算管理市場規模推移および予測
図.提供形態別予算管理市場規模推移および予測

ITRのプリンシパル・アナリストである浅利 浩一は、「予算管理市場は、2016年度から大きくSaaS利用へとシフトし、エンタープライズ分野のアプリケーションのなかでも、もっともSaaSの利用率が高い市場のひとつになっていくことが予測されます。クラウド利用の敷居が大きく下がってきており、かつ、そのメリットであるカスタマイズレスによる迅速な導入と安価な費用に対する理解の浸透が、SaaS型予算管理市場拡大の推進剤となっています。さらに、今後、ヒト・モノ・カネを統合的に管理できるプランニングシステムへと製品/サービスが進化していくにつれ、より市場が拡大していくと、ITRでは見ています」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行した市場調査レポート「ITR Market View:予算・経費・就業管理市場2017」に詳細を掲載しています。同レポートには、連結会計、経費精算、予算管理、就業管理の全4分野を対象に、国内42ベンダーへの調査に基づいた2014~2015年度売上げ実績および2020年度までの売上げ予測を掲載しています。

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