独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内のユーザー間ファイル転送製品・サービスに関するユーザー調査から現在の導入状況と新規導入/リプレース予定、および選定時に重視する機能についての結果を発表しました。
- 44.2%の企業が今後の新規導入またはリプレースを検討 製品・サービス選定時には、転送サイズとセキュリティを重視
■44.2%の企業が今後の新規導入またはリプレースを検討
ユーザー間ファイル転送製品・サービスの現在の導入状況と、新規導入またはリプレースの予定について選択肢から回答を得ました(図1)。未導入企業は7割弱となり、このうちほぼ半数の企業では新規導入の予定があるとしています。また、すでに導入済みの企業では、3割の企業がリプレースを予定しているという結果となりました。全体で見ると、44.2%の企業が製品・サービスへの投資(新規導入またはリプレース)を検討していることが明らかになりました。

■製品・サービス選定時には、転送サイズとセキュリティを重視
製品・サービスの選定時に重視する機能について、比較的割合が高かったものを抜粋すると「一度に転送できる合計サイズ」が最も選択率が高く、39.9%となっています(図2)。次いで「送信可能な、1ファイルあたりの最大サイズ」の28.2%、「ウィルス対策」の26.6%と続いており、総じて転送サイズとセキュリティが重視されていることが明らかになりました。

調査概要
今回の発表は、ITRが発行したユーザー調査とベンダー調査を連動した市場調査レポート「ITR Cross View:ユーザー間ファイル転送市場の実態と展望2016」に詳細を掲載しています。同レポートには、ユーザー間ファイル転送市場を対象に、企業における導入状況や投資計画、製品・サービスの満足度、添付ファイルとの使い分け要因、選定時の重視要素などを掲載しています。
関連レポート
ITR Cross View:ユーザー間ファイル転送市場の実態と展望2016 ― ユーザー調査と市場調査結果―