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プレスリリース

企業のクライアントPCはWindows XPからWindows 7に移行が進展、利用ブラウザはIE10が主流
ITRがPC環境に関する調査結果を発表

株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、本日、従業員数が100名以上の国内ユーザー企業に勤務するIT戦略に対する意思決定およびIT施策の実施に関与している個人を対象に実施したPC環境に関する調査結果(有効回答:242件)の一部を発表いたします。

企業PCで最も利用されているOSはWindows 7

企業におけるPCで最も利用されているOSは、Windows 7が74.4%と大半を占め、他のOSに大きく水をあけた結果となりました。1年前の2013年6月に行った調査結果(有効回答300件)では、Windows 7およびWindows XPがいずれも4割を超えて全体を二分していましたが、2014年4月のWindows XPの延長サポート切れを反映して、企業での移行が大きく進展し、調査結果よりその大半はWindows 7に流れたと見て取れます。

また、今回の調査では、Windows 8/8.1への移行は進んでおらず、企業利用においては、当面Windows 7が主流OSとなると予想されます。


図1.企業で最も利用されているクライアントOS
企業で最も利用されているクライアントOS

過半数の企業が4年未満でクライアントPCの入れ替えを実施

企業における標準的なクライアントPCの入れ替え時期を問うたところ、「4年以上5年未満」が約4分の1を占めて最多の回答となり、この点は昨年の調査結果と同様となりました。しかし、今回の調査では4年未満で入れ替える企業が過半数を占めており、昨年の調査時よりも短サイクルで入れ替える企業の割合が増加傾向にあることがわかりました。なかでも「1年未満」および「1年以上2年未満」と非常に短い期間で買い替えるとする企業が増加し、それぞれ1割前後を占めています。これは、ワークスタイルの変化やモバイル利用機会の増加に伴って、企業の標準PCとして持ち運びが可能なノートPCやタブレット型PCなどのさまざまなフォームファクターを試していることが要因となっていると見られます。


図2.企業におけるクライアントPCの入れ替え時期
企業におけるクライアントPCの入れ替え時期

ブラウザはMicrosoft Internet Explorer 10が最多

企業において最も多く利用しているブラウザでは、Microsoft Internet Explorer 10(IE10) が37.6%を占め最多となり、次いでIE 9(21.1%)、IE8(18.2%)となりました。昨年の調査時(2013年6月)には、IE 10は6.7%と非常に少なかったものが、30ポイント超の大きな伸びを示し、代わって昨年30%を超えていたIE 8とIE9がいずれも大きく数字を落としました。また、IE 6については、6.0 SP3のサポートが2014年4月に終了したことが影響してか、利用も昨年の9.1%から3.7%へと縮小しました。さらに、FireFoxやGoogle Chromeは昨年の調査時よりも若干の伸びは見られるものの、依然として5%を下回る低い値にとどまっています。


図3.企業において最も多く利用されているブラウザ
企業において最も多く利用されているブラウザ

【調査概要】

    調査名:「クライアント環境に関する動向調査」
    実施期間:2014年6月
    調査方法:従業員100名以上の国内ユーザー企業に勤務し、IT戦略に対する意思決定およびIT施策の実施に関与している個人
    有効回答数:242件
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