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プレスリリース

今後利用される企業システムの開発言語はJava、VB.NET、JavaScriptスマホ/モバイル向けシステムではネイティブ・アプリ開発指向は低くHTML5の重視が強まる
ITRがシステム開発言語/フレームワークに関する調査結果を発表

株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、本日、国内ユーザー企業に勤務するシステム/ソフトウェアの開発者およびその管理者を対象に実施したシステム開発言語/フレームワークに関する調査結果(有効回答:200件)の一部を発表いたします。

1)システム開発言語はJAVAが現在・将来ともに重視

企業システム開発に利用しているプログラム言語の上位3つを現在および将来(2-3年後)について確認しました。その結果、現在最も利用されている言語はJavaであり、4割以上の企業が重要な言語と位置づけており、将来利用する言語もJavaがトップで、重視する企業は現在よりもさらに6ポイント増えて2位(VB.NET)との差も開いています。

ほとんどの言語は将来の選択率があまり伸びないなか、HTML5を重視する企業は現在の5%から将来は17.5%と大幅に増加しており、今後HTML5が企業のシステム開発において大きな役割を果たす可能性が高いことがうかがえます。


図1.現在利用中および将来利用予定の重要システム開発言語(最大3つまで選択)
現在利用中および将来利用予定の重要システム開発言語(最大3つまで選択)

2)フレームワークではWindowsフォーム、ASP.NET、そしてJava EEが人気

企業システム開発に利用しているフレームワークの中で上位3つを現在および将来(2-3年後)について問うた結果、現在も将来も1位はWindowsフォームとなり、非常に人気が高いことがうかがえます。2位は現在・将来ともにASP.NET、3位はJava EEとなりました。Javaにおけるフレームワークは乱立しており、2000年代はApache Strutsが人気でしたが、本調査により現在そして将来はJava EEを重視する企業が圧倒的に多いことがわかりました。


図2.現在利用中および将来利用予定のフレームワーク(最大3つまで選択)
現在利用中および将来利用予定のフレームワーク(最大3つまで選択)

3)開発対象のクライアント環境はPC向けWebアプリケーションが最重視

システム開発の対象とするクライアント環境は、PC向けWebアプリケーションが最も重視されており、Windows向けアプリケーションが続き、いずれも過半数を占めています。

将来の予定では、スマートデバイス/モバイル向けWebアプリケーションが大きく上昇し3位に浮上していますが、iOSおよびAndroid向けアプリケーション、いわゆるネイティブ・アプリケーションを重視する企業は依然として1割前後と国内では少ないことがわかりました。


図3.現在および将来のターゲット・クライアント環境(最大3つまで選択)
現在および将来のターゲット・クライアント環境(最大3つまで選択)

【調査概要】

調査名 「システム開発言語/フレームワークに関する利用動向調査」
実施期間 2013年5月
調査方法 ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査
調査対象 従業員100名以上の国内ユーザー企業に勤務し、システム/ソフトウェアの開発を担当している、または開発業務のマネジメントを担当している個人
有効回答数 200件
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