株式会社アイ・ティ・アール（本社：東京都新宿区、代表取締役：内山悟志、以下「ITR」）は、アプリケーション・サーバ、BPM／BAM（Business Process Management／Business Activity Monitoring）、ESB（Enterprise Service Bus）、CEP（Complex Event Processing）、EDI（Electronic Data Interchange）、ETL（Extract/Transform/Load）、ファイル転送の７つのソフトウェア製品市場を対象に国内の市場規模および動向を調査し、42ベンダーの製品を網羅して、「ITR Market View：SOA／連携ミドルウェア市場2011」としてまとめました。本日、調査結果のなかから、ファイル転送市場の調査結果を発表します。
ファイル転送市場はSaaS型の伸びが好調、市場全体も前年比10.7％増の58億円に
国内ファイル転送市場の2010年度の出荷金額は58億円、前年比で10.7％増と拡大しました。手軽に大容量かつセキュアな環境でデータを送れるとして、これまでのメール添付や宅配便などの代替手段として市場は拡大傾向にあり、2011年度も同12.8％増と引き続き伸びると予測しています。ベンダーシェアでは、2010年度、老舗のセゾン情報システムズが約40％の高いシェアを維持していますが、SaaS型製品を提供するNRIセキュアテクノロジーズがシェアを拡大しつつあります。市場全体を提供形態別に見ると、2010年度もパッケージの出荷金額が依然として62.1％と過半数を占めていますが、SaaS型は前年比19.6％増と好調な成長を示しており、2011年度も同24.5％増とさらに拡大すると見ています。
ITRのシニア・アナリストである甲元宏明は、「昨今、非定型ファイルを社外企業とセキュアに交換するソリューションを求めるニーズが企業規模や業種を問わず高まっています。この課題に向けて、MFT（Managed File Transfer）と呼ばれる製品・サービスを提供するベンダーが国内においても増えつつあり、今後、企業におけるファイル転送ツールは、MFTという形態で進化していくことになるでしょう」とコメントしています。
「SOA／連携ミドルウェア市場2011」のレポート概要
発行日：2011年9月6日
体裁 ：レポート版（A4判・バインダー装丁）／288ページ、
またはCD-ROM版（全編PDFファイル形式で提供）
発行 ：株式会社アイ・ティ・アール
価格 ：レポート版 14万7,000円（税込）、CD-ROM版 29万4,000円（税込）
アプリケーション・サーバ市場
BPM／BAM（Business Process Management／Business Activity Monitoring）市場
ESB（Enterprise Service Bus）市場
CEP（Complex Event Processing）市場
EDI（Electronic Data Interchange）ツール市場
ETL（Extract/Transform/Load）市場
ファイル転送市場 掲載データ：
市場規模実績（2009～2010年度）および予測（2011～2015年度） マーケットシェア（2009～2011年度予測）：ベンダー別、業種別、売上規模別、提供形態別*
（*対象市場のみ） 市場分析 当該ソフトウェア・ベンダー42社のベンダー・プロファイル
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製品別売上高／製品別売上比率（チャネル別、業種別、OS別、企業売上規模別）／戦略／初期導入時の平均モデル／主要ユーザー企業／人員構成 など詳細データ 詳細な目次は「SOA／連携ミドルウェア市場2011」に掲載