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プレスリリース

2009年度のアイデンティティ/アクセス管理市場全体は前年比2.3%の微増ながら、フェデレーション市場は62.8%増と大きく拡大
「ITR Market View:アイデンティティ/アクセス管理市場2010」を発行・販売開始

株式会社アイ・ティ・アール(本社:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、国内のアイデンティティ管理およびアクセス管理用途のソフトウェア製品の市場規模および動向を調査し、市場調査レポート『ITR Market View:アイデンティティ/アクセス管理市場2010』として発刊いたしました。本レポートでは、同市場をシングル・サインオン(SSO)、アクセス・コントロール、ディレクトリ・サービス、プロビジョニング、フェデレーションの機能別製品市場に分類し、国内33ベンダーを対象に詳細に調査・分析を行っており、本日調査結果の一部を発表します。

クラウドサービスを追い風に2009年度のフェデレーション市場は前年比62.8%増

国内アイデンティティ/アクセス管理市場の2009年度の出荷金額は約112億円、前年比2.3%増にとどまりました。2010年度はIT投資の回復基調に乗り、同市場は同7.9%増となると見込んでいます。

2009年度の結果を機能別に見ると、SSO市場はHPの大幅な伸びに牽引され、前年比10%近い伸びを示しました。またフェデレーション市場は、市場規模は小さいものの、2009年度は前年比62.8%増と大幅な伸びを記録しました。クラウドサービス(Google AppsやSalesforce CRMなど)との連携案件の増加が寄与し、2010年度も同26.3%増の大きな伸びを予測しています。

一方、アクセス・コントロール市場、ディレクトリ・サービス市場、プロビジョニング市場は、2009年度はマイナス成長となり、ディレクトリ・サービス市場は2010年度も前年割れが予想されますが、他の2市場は拡大に転じると見ています。

ITRのシニア・アナリストである金谷敏尊は、「フェデレーション市場は比較的新しい分野ですが高い成長が見込まれます。企業情報システムにおいて外部連携およびクラウドサービスを中心とする外部サービスの活用が進むなか、認証連携の必要性が増しています。これまで外部サイトへのセキュリティ方針の実装やセキュリティ・ドメインの構築を手作業に頼ってきた企業にとって、標準仕様(SAMLなど)に基づく自動連携は大きな工数削減の手段となるでしょう」とコメントしています。


図.機能別国内アイデンティティ/アクセス管理市場規模推移(2008~2010年度/出荷金額ベース)
図.機能別国内アイデンティティ/アクセス管理市場規模推移(2008~2010年度/出荷金額ベース)

「ITR Market View:アイデンティティ/アクセス管理市場2010」のレポート概要

発行日 2010年10月21日
体裁 レポート版(A4判・バインダー装丁)/約210ページ、
またはCD-ROM版(全編PDFファイル形式で提供)
発行 株式会社アイ・ティ・アール
価格 レポート版 14万7,000円(税込)、CD-ROM版 29万4,000円(税込)

対象分野:
    アクセス管理市場
    SSO市場
    アクセス・コントロール市場
    ディレクトリ・サービス市場
    プロビジョニング市場
    フェデレーション市場
掲載データ:
    市場規模実績(2008~2009年度)および予測(2010~2014年度)
    マーケットシェア(2008~2010年度予測):ベンダー別、業種別、OS別、機能別
    市場分析
        当該ソフトウェア・ベンダー33社のベンダー・プロファイル:
        【調査項目】製品別売上高/製品別売上比率(チャネル別、業種別、OS別、機能別、企業売上規模別)/戦略/初期導入時の平均モデル/人員構成/主要ユーザー企業  など

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