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プレスリリース

2009年度の運用管理市場は低調ながら、仮想化管理市場は前年比3倍増の出荷金額を記録し、高成長が続く
ITRが18製品分野を対象に国内運用管理市場動向を調査
「ITR Market View:運用管理市場2010」を発行・販売開始

株式会社アイ・ティ・アール(本社:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、システム運用管理分野とITサービス管理分野にわたる18の製品分野を対象に、国内41社のベンダー製品の調査を行い、市場調査レポート『ITR Market View:運用管理市場2010』として発刊いたしました。本日、同レポートのなかから仮想化管理市場の調査結果を発表します。

高成長が続く仮想化管理市場

国内運用管理市場の2009年度の出荷金額は約1,100億円、前年比2.4%増にとどまりました。市場全体としては低調ながら、仮想化管理とDCA(データセンター自動化)分野が高成長を記録しています。

仮想化管理市場の2009年度の出荷金額は前年より3倍強の20億2,500万円と大きく拡大し、2010年度も引き続き2倍強の高成長が見込まれます。仮想化管理製品は仮想環境に対する管理機能全般を対象とし、VM監視(仮想マシン)、プロビジョニング、リソース監視、フェイル・オーバー、ディザスタ・リカバリ、ワークフロー、サービスレベル監視、チャージバック(課金配賦)などの機能が含まれます。同市場ではハイパーバイザ・ベンダーが強い勢力をもち、2009年度はヴイエムウェアが40.7%もの高いシェアを獲得、マイクロソフトが18.7%のシェアで続いています。一方、日立製作所などシステム運用管理製品ベンダーが、主要ハイパーバイザに対応した製品やモジュールを提供し、シェアを徐々に拡大していくと見られます。

ITRのシニア・アナリストである金谷敏尊は、「仮想化管理製品はさまざまな種類のツールが提供されていますが、現状は仮想環境を監視する初動対応向けの製品に需要が集まっています。今後は、仮想環境の運用を改善する試みがなされるなかで、ライブ・マイグレーション、ディザスタ・リカバリ、課金管理といった高度な仮想化機能への関心が高まり、仮想化管理市場は拡大していくでしょう」とコメントしています。


国内仮想化管理ベンダーシェア(2009年度・出荷金額ベース)
国内仮想化管理ベンダーシェア(2009年度・出荷金額ベース)

「ITR Market View:運用管理市場2010」のレポート概要

発行日 2010年8月25日
体裁 レポート版(A4判・バインダー装丁)/約300ページ、
またはCD-ROM版(全編PDFファイル形式で提供)
発行 株式会社アイ・ティ・アール
価格 レポート版 17万3,250円(税込)、CD-ROM版 34万6,500円(税込)

対象分野:運用管理製品市場全体および18の製品分野別市場
<システム運用管理分野>
    イベント管理市場
    ネットワーク管理市場
    サーバ管理市場
    DBMS管理市場
    アプリケーション管理市場
    ジョブ管理市場
    ストレージ管理市場
    バックアップ/リカバリ市場(データ・バックアップ/システム・バックアップ/CDP)
    仮想化構築市場
    仮想化管理市場
    DCA市場
<ITサービス管理分野>
    サービスデスク/インシデント管理市場
    IT資産管理市場
    変更/構成管理市場
    PC資産管理市場
    エンドユーザー体験管理市場
    SLM/BSM市場
    キャパシティ計画市場
掲載データ:
    市場規模実績(2008~2009年度)および予測(2010~2014年度)
    マーケットシェア(2008~2010年度予測):ベンダー別、業種別、OS別、製品分野別
    市場分析
    当該ソフトウェア・ベンダー41社のベンダー・プロファイル:
    【調査項目】製品別売上高/製品別売上比率(チャネル別、業種別、OS別、製品分野別、バックアップ/リカバリ製品分野別、企業売上規模別)/戦略/初期導入時の平均モデル/人員構成/主要ユーザー企業  など

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