株式会社アイ・ティ・アール（本社：東京都新宿区、代表取締役：内山悟志、以下「ITR」）は、ネットワーク・アプライアンスおよびセキュリティ・アプライアンスの国内市場規模および動向を調査し、「ITR Market View：ネットワーク&セキュリティ・アプライアンス市場2010」としてまとめました。本レポートでは、企業向けルータ、企業向けスイッチ、レイヤ4-7スイッチ、WAN高速最適化機器、WAF（Web Application Firewall）、企業向け無線LAN、UTM（Unified Threat Management）、IDS／IPS（Intrusion Detection System／Intrusion Prevention System）、DLP（Data Loss Prevention）、SSL-VPN（Secure Socket Layer - Virtual Private Network）市場の10分野のアプライアンス製品を対象としており、国内43ベンダーの製品を網羅しています。
本日、本調査結果のなかから、レイヤ4-7スイッチ市場の調査結果を発表します。
2009年度のレイヤ4-7スイッチ市場は低調ながら、2010年度は回復基調に
国内レイヤ4-7スイッチ市場の2009年度の出荷金額は前年比5.9％増の90億円となりました。しかし、需要は徐々に高まりつつあり、2010年度は同10.0％増を予想しています。2009年度のベンダーシェアは、市場の老舗であるF5ネットワークス（30.6％）が大規模システムにも対応できる技術力の高さから首位を維持し、2位に富士通（21.1％）が続き、3位ラドウェア（7.8％）から5位の3社は比較的僅差で並んでいます。
ITRのシニア・アナリストである甲元宏明は、「インターネット・ショッピングに代表されるオンライン・サービス分野への導入は堅調でしたが、製造業をはじめ一般企業のIT投資の冷え込みによって相殺され、2009年度のレイヤ4-7スイッチ市場は微増にとどまりました。現在、ベンダーは複数の機能を統合し、製品の利用範囲の拡大を図ろうとしていますが、ユーザー企業側はそれを期待していない傾向が強いといえ、両者のギャップをいかに埋めていくことができるかが大きなポイントとなるでしょう」とコメントしています。
「ITR Market View：ネットワーク&セキュリティ・アプライアンス市場2010」のレポート概要
| 発行日 | ： | 2010年5月28日 |
|---|---|---|
| 体裁 | ： | レポート版（A4判・バインダー装丁）／約330ページ、 またはCD-ROM版（全編PDFファイル形式で提供） |
| 発行 | ： | 株式会社アイ・ティ・アール |
| 価格 | ： | レポート版 17万3,250円（税込）、CD-ROM版 34万6,500円（税込） |
対象分野：
企業向けルータ市場
企業向けスイッチ市場
レイヤ4-7スイッチ市場
WAN高速最適化機器市場
WAF（Web Application Firewall）市場
企業向け無線LAN市場
UTM（Unified Threat Management）市場
IDS／IPS（Intrusion Detection System／Intrusion Prevention System）市場
DLP（Data Loss Prevention）市場
SSL-VPN（Secure Socket Layer - Virtual Private Network）市場
掲載データ：
市場規模実績（2008～2009年度）および予測（2010～2014年度）
マーケットシェア（2008～2010年度予測）：ベンダー別、業種別、筺体別*、レイヤ別*、PoE対応別*、通信速度別*、機器別*、価格別*（*対象市場のみ）
市場分析 ベンダー各社（43社）のプロファイル
製品別売上高／製品別売上比率（チャネル別、業種別、スイッチ製品筺体別、スイッチ製品レイヤ別、スイッチ製品PoE対応別、スイッチ製品通信速度別、企業売上規模別、UTM製品価格別）／戦略／主要ユーザー企業／人員構成 など詳細データ