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【2025-10-09_1_Press】ITRが電子契約サービス市場規模推移および予測を発表

作成者: 株式会社アイ・ティ・アール|Oct 9, 2025 12:00:00 AM

2024年度の電子契約サービス市場は前年度比20.7%増
BtoC分野での利用が加速し、2025年度も同22.0%増の高い伸びを予測
ITRが電子契約サービス市場規模推移および予測を発表

2025.10.9

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦元裕、以下「ITR」)は、国内の電子契約サービス市場規模推移および予測を発表いたします。

電子契約サービス市場の2024年度の売上金額は295億円、前年度比20.7%増となりました。2025年度も同22.0%増と高い伸びが見込まれます。電子契約サービスは、契約締結から契約管理までの業務効率向上、郵送代や印紙代などのコスト削減、契約業務フローの可視化およびガバナンス強化などの有効性から、企業の導入が進んでいます。従来はBtoB向けが中心でしたが、不動産取引における電子契約の解禁や、外食産業などでの雇用契約の電子化といったBtoC分野での利用が進み、導入企業や利用用途の裾野が広がっています。このような動きから今後も好調な伸びが期待でき、同市場のCAGR(2024~2029年度)は11.3%、2029年度には500億円を突破すると予測しています。

 

図.電子契約サービス市場規模推移および予測(2023~2029年度予測)

ITRのプリンシパル・アナリストである三浦 竜樹は、「コロナ禍で急速に拡大した同市場は、大企業での導入が一巡し、受発注や検収などの契約周辺業務との連携や、顧客との対面でのタブレット署名や本人確認プロセスとの統合など、電子契約サービスの適用業務が広がっており、高度化したニーズの顕在化によりアップセルが継続すると予測します。また、中堅・中小企業では、部門や業務単位での契約書の電子化から、全社展開へと拡大する見込みであり、市場規模の拡大が予測されます」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:ECサイト構築/CMS/SMS送信サービス/電子請求書サービス/電子契約サービス市場2025』に詳細を掲載しています。同レポートには、ECサイト構築、CMS、SMS送信サービス、電子請求書発行サービス、電子請求書受取サービス、電子契約サービスの全6分野を対象に、国内59ベンダーへの調査に基づいた2023~2024年度売上げ実績および2029年度までの売上げ予測を掲載しています。

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