近年、多くの企業にとっての経営課題となっているDX(デジタル・トランスフォーメーション)の実現に向け、「業務の自動化」は重要なカギを握る取り組みとして認識されてきている。これを実現するための有力な手段として「RPA」が登場し、ここ5年ほどの間、企業での導入が順調に拡大している。本稿では、企業におけるRPAの位置づけや活用の実態を調査結果を基に紹介するとともに、価値を獲得するための自動化の対象領域と製品選定のあり方を解説する。