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【2025-02-06_1_Press】ITRがローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測を発表

作成者: 株式会社アイ・ティ・アール|Feb 6, 2025 12:00:00 AM

2023年度のローコード/ノーコード開発市場は前年度比14.5%増の812億円に
2028年度には1.8倍の市場規模に拡大する見込み
ITRがローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測を発表

2025.2.6

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測を発表します。

ローコード/ノーコード開発市場の2023年度の売上金額は812億2,000万円、前年度比14.5%増となりました。市場を構成するベンダーの6割以上が2桁成長となり、特に市場に大きな影響力を持つ上位2ベンダーの伸びが要因となっています。2024年度も同様の傾向により、同14.4%増を予測しています。ローコード/ノーコード開発プラットフォームは、業務アプリケーションの開発コスト削減や開発期間の短縮、迅速なアップデートの実施など、開発の効率化を目的に年々導入が進んでいます。DXや業務改革推進の時流に乗り、今後も導入の拡大が期待されます。

提供形態別に見ると、パッケージの売上金額は大幅な増加は見込めないものの、基幹システム周辺での開発で一定の需要があり、市場は緩やかに成長するとみられます。一方、クラウドサービスは、Microsoft Excelの代替として利用されるシンプルなものや、モバイル用アプリケーション開発に特化したもの、コーディングも可能な比較的高度なものなど、バリエーションが豊富で適用範囲が広いことから、今後もローコード/ノーコード開発の主軸として大企業から中小企業に至るまで導入が進むことが予想されます。

これらのことから、同市場のCAGR(2023~2028年度)は12.3%、2028年度には2023年度の1.8倍の市場規模に拡大すると予測しています。

図.ローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測(2022~2028年度予測)

ITRのプリンシパル・アナリストである甲元 宏明は、「DXや業務改革を推進するために多くの国内企業がシステム開発の内製化を進めており、その手段としてローコード/ノーコード開発ツールは大きな期待を寄せられています。生成AIと連携するツールも登場しており、今後市場がさらに大きく成長することは確実であるとみています」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2025』に詳細を掲載しています。同レポートには、ローコード/ノーコード開発市場を対象に、国内24ベンダーへの調査に基づいた2022~2023年度売上げ実績および2028年度までの売上げ予測を掲載しています。

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