新着情報|株式会社アイ・ティ・アール

【2017-10-05_1_ItTrendAct】「IT Trend 2017」開催報告

作成者: 株式会社アイ・ティ・アール|Oct 4, 2017 3:00:00 PM

「IT Trend 2017」開催報告
ビジネス変革に向けたIT投資のあり方や2018年に注目すべきITトレンドをアナリストが提言

2017.10.5

ITRは2017年10月5日、年1度のエグゼクティブ・フォーラム「IT Trend 2017」を、東京・京王プラザホテルで「デジタライゼーションが誘発するビジネス革新」をテーマに開催した。代表取締役/プリンシパル・アナリストの内山 悟志の基調講演をはじめ、当社アナリストによる特別講演およびアナリスト・セッション、ITベンダーによる特別セッションの全13セッションが行われた。同フォーラムには、ユーザー企業の経営者やCIO、情報システム部門長など約800名が来場し盛況を博した。

基調講演では代表取締役/プリンシパル・アナリストの内山 悟志が、「デジタライゼーションに向けた攻めのIT投資戦略」と題し講演を行った。

ITR 代表取締役/プリンシパル・アナリスト内山悟志

はじめに、利便性を高めるために古来の業界構造を破壊しながらデジタライゼーションへの挑戦を行っている各社の事例を紹介した。次に「攻めのIT投資」とは、顧客関係の強化や販売チャネルの拡張といったビジネスの対応力向上や、ビジネスモデルの転換や新規事業分野への進出などビジネスの変革・創造のための投資であるとした。これにあわせ、IT投資の対象も、サーバ、電子メール、財務・会計といったITインフラなどから、業種横断事業、新業態創出といった新規分野へのデジタルビジネスに移ってきているが、IT投資は十分ではない点などを指摘した。最後に、イノベーションを起こすには組織体制の整備とともに投資そのものの捉え方を変革し、イノベーション予算枠の確保や短いサイクルでの拡張・縮小の判断を行うなど、攻めのIT投資管理を実現するための提言を行い、締めくくった。

ITR 取締役/プリンシパル・アナリスト 金谷 敏尊

特別講演では「2018年に注目すべきIT戦略テーマ」と「調査結果に見るIT投資の方向性とIT市場トレンド」の2セッションが行われた。

「2018年に注目すべきIT戦略テーマ」では、取締役/プリンシパル・アナリスト 金谷 敏尊および当社アナリストが、「攻めのIT投資に向けた枠組みの再構築」「AI/ロボティクスとの共存を前提とした業務プロセスの整備」「デジタルイノベーション人材の育成と確保」「IoT推進企業における高度なモバイルネットワーク基盤の構築」など計12のIT戦略テーマについて、注目キーワードおよび未来予測と提言を発表した。

ITR プリンシパル・アナリスト 浅利 浩一 ITR シニア・アナリスト 大杉 豊 ITR チーフ・アナリスト マーク アインシュタイン

調査結果に見るIT投資の方向性とIT市場トレンド」では、取締役/シニア・アナリスト 舘野 真人とシニア・アナリスト 芦澤 貴司が講演を行った。前半は、ITRが毎年実施している「IT投資動向調査2018」速報の発表を行った。後半では「ITR Market View & ITR Cross View編」として、当社が発行している市場調査レポートの中から注目市場2分野(サイバー・セキュリティサービス市場およびRPA市場)の市場動向を発表した。

ITR 取締役/シニア・アナリスト 舘野 真人 ITR シニア・アナリスト 芦澤 貴司

その他、午後からは当社アナリストによるセッションとITベンダーによる特別セッションが行われ、ビジネス変革やデジタライゼーションに向けたさまざまなテーマによる最新動向や解説が行われた。