ITR Market View:外部攻撃対策型SOCサービス市場2018
本レポートには、DDoS攻撃対策支援サービス、サンドボックス運用監視サービス、WAF運用監視サービスなど全10分野を対象に、国内35ベンダーへの調査に基づいた2016~2017年度売上げ実績および2022年度までの売上げ予測を掲載しています。本レポートの主なトピックは以下の通りです。
- 2017年度の高度標的型攻撃対策支援サービス市場は、前年度比35.9%増と参入ベンダーの増加とともに本格的な市場形成期を迎える
- 2017年度のサンドボックス運用監視サービス市場は、前年度比19.0%増、2018年度も同17.5%増の予想で好調を維持
- 2017年度のWAF運用監視サービスは、前年度比27.0%増と急成長、2018年度も同24.0%増の予想で大幅な伸びが継続
調査ハイライト
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国内DDoS攻撃対策支援サービス市場の2017年度の売上金額は123億6,000万円、前年度比28.9%増と急拡大しました。Webサイトやサーバに大量のパケットを送信してサービス停止を狙う大規模なDDoS攻撃が企業にとって深刻な脅威になっています。近年、史上最大規模のDDoS攻撃マルウェア「Mirai」や平昌五輪を狙った攻撃などが発生したことから、国内でも同サービスを導入し、ネットワークシステムの負荷を回避し、安定したWebサービスを実現しようとする企業が増加しています。同市場は、DDoS対策アプライアンスの運用監視が中心でしたが、現在では、DDoS対策クラウドサービスの運用監視も立ち上がり市場は拡大を続けていることから、2018年度も同22.7%増と引き続き好調な伸びが見込まれます。
図.DDoS攻撃対策支援サービス市場規模推移および予測
ITRのアソシエート・リサーチ・フェローである藤 俊満は、「セキュリティ対策が不十分なデバイスを踏み台にしたDDoS攻撃は今後さらに増加していくと思われます。特に2020年の東京五輪に向けて、日本国内のWebサイトはこれらの攻撃の標的にされる可能性があります。そのような攻撃への対策として、より高度なDDoS攻撃対策サービスとWAFをセットにして導入する企業が、企業規模に関わらず増加するでしょう」とコメントしています。
目 次
第1章 調査レポート概要
- 1-1 調査概要
- 1-2 市場の定義
- 1-2-1 対象市場
- 1-2-2 用語解説
- 1-2-3 年度解説
- 1-2-4 データ利用上の注意
- 1-3 エグゼクティブ・サマリ
第2章 国内外部攻撃対策型SOCサービス市場動向
- 2-1 外部攻撃対策型SOCサービス市場
- 2-1-1 ベンダー一覧
- 2-1-2 サービス分野別市場シェア
- 2-1-3 市場規模およびベンダーシェア
- 2-1-4 業種別市場シェア
- 2-1-5 従業員規模別市場シェア
- 2-2 調査結果総括
第3章 国内マルウェア対策支援サービス市場動向
- 3-1 マルウェア対策支援サービス市場
- 3-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-1-2 業種別市場シェア
- 3-1-3 従業員規模別市場シェア
- 3-2 調査結果総括
第4章 国内標的型攻撃対策支援サービス市場動向
- 4-1 標的型攻撃対策支援サービス市場
- 4-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 4-1-2 業種別市場シェア
- 4-1-3 従業員規模別市場シェア
- 4-2 調査結果総括
第5章 国内高度標的型攻撃対策支援サービス市場動向
- 5-1 高度標的型攻撃対策支援サービス市場
- 5-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 5-1-2 業種別市場シェア
- 5-1-3 従業員規模別市場シェア
- 5-2 調査結果総括
第6章 国内ファイアウォール/UTM運用監視サービス市場動向
- 6-1 ファイアウォール/UTM運用監視サービス市場
- 6-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 6-1-2 業種別市場シェア
- 6-1-3 従業員規模別市場シェア
- 6-2 調査結果総括
第7章 国内IDS/IPS運用監視サービス市場動向
- 7-1 IDS/IPS運用監視サービス市場
- 7-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 7-1-2 業種別市場シェア
- 7-1-3 従業員規模別市場シェア
- 7-2 調査結果総括
第8章 国内サンドボックス運用監視サービス市場動向
- 8-1 サンドボックス運用監視サービス市場
- 8-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 8-1-2 業種別市場シェア
- 8-1-3 従業員規模別市場シェア
- 8-2 調査結果総括
第9章 国内DDoS攻撃対策支援サービス市場動向
- 9-1 DDoS攻撃対策支援サービス市場
- 9-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 9-1-2 業種別市場シェア
- 9-1-3 従業員規模別市場シェア
- 9-2 調査結果総括
第10章 国内Webサイト改ざん検知・防止サービス市場動向
- 10-1 Webサイト改ざん検知・防止サービス市場
- 10-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 10-1-2 業種別市場シェア
- 10-1-3 従業員規模別市場シェア
- 10-2 調査結果総括
第11章 国内WAF運用監視サービス市場動向
- 11-1 WAF運用監視サービス市場
- 11-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 11-1-2 業種別市場シェア
- 11-1-3 従業員規模別市場シェア
- 11-2 調査結果総括
第12章 国内メールセキュリティ運用監視サービス市場動向
- 12-1 メールセキュリティ運用監視サービス市場
- 12-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 12-1-2 業種別市場シェア
- 12-1-3 従業員規模別市場シェア
- 12-2 調査結果総括
第13章 市場予測
- 13-1 市場予測の前提条件
- 13-2 市場予測(~2022年度)
- 13-2-1 外部攻撃対策型SOCサービス市場予測
第14章 ベンダー・プロファイル
- 14-1 ベンダー・プロファイルの見方
- 14-2 NECネッツエスアイ株式会社
- 14-3 NECフィールディング株式会社
- 14-4 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
- 14-5 NTTセキュリティ株式会社
- 14-6 SecureWorks Japan株式会社
- 14-7 TIS株式会社
- 14-8 アカマイ・テクノロジーズ合同会社
- 14-9 株式会社アズジェント
- 14-10 株式会社インターネットイニシアティブ
- 14-11 株式会社インテック
- 14-12 株式会社インフォセック
- 14-13 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社
- 14-14 株式会社カスペルスキー
- 14-15 京セラコミュニケーションシステム株式会社
- 14-16 グローバルセキュリティエキスパート株式会社
- 14-17 株式会社神戸デジタル・ラボ
- 14-18 株式会社シーイーシー
- 14-19 株式会社シマンテック
- 14-20 株式会社ディアイティ
- 14-21 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 14-22 日本電気株式会社
- 14-23 日本ユニシス株式会社/ユニアデックス株式会社
- 14-24 ネットワンシステムズ株式会社
- 14-25 バリオセキュア株式会社
- 14-26 株式会社日立システムズ
- 14-27 株式会社日立ソリュ−ションズ
- 14-28 ファイア・アイ株式会社
- 14-29 富士通株式会社
- 14-30 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
- 14-31 株式会社富士通マーケティング
- 14-32 株式会社ブロードバンドセキュリティ
- 14-33 ベライゾンジャパン合同会社
- 14-34 マカフィー株式会社
- 14-35 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社
- 14-36 株式会社ラック
商品概要
- マルウェア対策支援サービス/対象ベンダー数29社
- 標的型攻撃対策支援サービス/30社
- 高度標的型攻撃対策支援サービス/15社
- ファイアウォール/UTM運用監視サービス/30社
- IDS/IPS運用監視サービス/29社
- サンドボックス運用監視サービス/26社
- DDoS攻撃対策支援サービス/20社
- Webサイト改ざん検知・防止サービス/23社
- WAF運用監視サービス/26社
- メールセキュリティ運用監視サービス/21社
- 市場規模実績(2016〜2017年度)および予測(2018〜2022年度)
- マーケットシェア(2016~2018年度予測):ベンダー別、業種別、従業員規模別
- 市場分析
- ベンダー各社(35社)のプロファイル:【調査項目】サービス別売上金額/サービス別売上比率(チャネル別、業種別、従業員規模別)/戦略/主要ユーザー企業 など、詳細データ
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