ITR Market View:エンドポイント/無害化/インターネット分離市場2017
本レポートは、エンドポイント・マルウェア対策、仮想環境向けマルウェア対策、エンドポイント型標的型攻撃対策、EDR(Endpoint Detection and Response)、メール無害化/ファイル無害化、CASB(Cloud Access Security Broker)など全8製品分野を対象に、国内47ベンダーへの調査に基づいた2015~2016年度売上げ実績および2021年度までの売上げ予測を掲載しています。本レポートの主なトピックは以下の通りです。
- 2016年度の仮想環境向けマルウェア対策市場は、仮想環境の需要の拡大に伴い、41.2%増
- 2016年度のEDR市場は、標的型攻撃対策の新分野として、注目度の向上とともに参入ベンダーが増加し、前年度比3倍以上に
- クラウドサービスに特化したセキュリティソリュ-ションとして、CASB市場が立ち上がり、2016年度は前年度比5倍に
調査ハイライト
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国内インターネット分離市場の2016年度の売上金額は33.7億円、前年度比63.6%増と大幅な伸びとなりました。2015年11月に総務省が「新たな自治体情報セキュリティ対策の抜本的強化に向けて」の中で、自治体情報システム強靭性向上モデルによる庁内ネットワークの分割および適切な強靭化の実施といったインターネット分離に関するガイドラインを報告したことから、公共・公益分野において導入が急増しました。2017年度は、インターネット分離の認知度の上昇とともに、公共・公益分野での導入実績を一般企業にも広げ、幅広い業種への導入が期待されることから、同市場のCAGR(2016~2021年度)は13.6%の高い伸びを予想しています。
図.インターネット分離市場規模推移および予測
ITRのシニア・アナリストである大杉 豊は、「これまでネットワーク分離は金融、医療、公共などで導入が進んでいましたが、IoTの進展により工場や制御システムのセキュリティ脅威も増していることから、セキュリティ対策の一環として重要インフラを提供する企業などにおいて今後導入が進むと見ています。また、多重多層防御の必要性から、侵入されることを前提としたエンドポイントセキュリティ対策として、インテリジェンスやAI技術を活用した振る舞い検知型であるEDR製品や、クラウドやIoTの進展によるシャドーIT対策としてCASBの導入も急速に進むと予測しています」とコメントしています。
目 次
第1章 調査レポート概要
- 1-1 調査概要
- 1-2 市場の定義
- 1-2-1 対象市場
- 1-2-2 用語解説
- 1-2-3 年度解説
- 1-2-4 データ利用上の注意
- 1-3 エグゼクティブ・サマリ
第2章 国内エンドポイント/無害化/インターネット分離市場動向
- 2-1 エンドポイント/無害化/インターネット分離市場
- 2-1-1 ベンダー一覧
- 2-1-2 市場規模およびベンダーシェア
- 2-1-3 製品分野別市場シェア
- 2-2 調査結果総括
第3章 国内EPP市場動向
- 3-1 EPP市場
- 3-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-1-2 製品分野別市場シェア
- 3-2 エンドポイント・マルウェア対策パッケージ市場
- 3-2-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-2-2 業種別市場シェア
- 3-2-3 従業員規模別市場シェア
- 3-3 SaaS型エンドポイント・マルウェア対策市場
- 3-3-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-3-2 業種別市場シェア
- 3-3-3 従業員規模別市場シェア
- 3-4 仮想環境向けマルウェア対策市場
- 3-4-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-4-2 業種別市場シェア
- 3-4-3 従業員規模別市場シェア
- 3-5 エンドポイント型標的型攻撃対策市場
- 3-5-1 市場規模およびベンダーシェア
- 3-5-2 業種別市場シェア
- 3-5-3 従業員規模別市場シェア
- 3-6 調査結果総括
第4章 国内EDR市場動向
- 4-1 EDR市場
- 4-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 4-1-2 業種別市場シェア
- 4-1-3 従業員規模別市場シェア
- 4-2 調査結果総括
第5章 国内メール無害化/ ファイル無害化市場動向
- 5-1 メール無害化/ファイル無害化市場
- 5-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 5-1-2 業種別市場シェア
- 5-1-3 従業員規模別市場シェア
- 5-2 調査結果総括
第6章 国内インターネット分離市場動向
- 6-1 インターネット分離市場
- 6-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 6-1-2 業種別市場シェア
- 6-1-3 従業員規模別市場シェア
- 6-2 調査結果総括
第7章 国内CASB市場動向
- 7-1 CASB市場
- 7-1-1 市場規模およびベンダーシェア
- 7-1-2 業種別市場シェア
- 7-1-3 従業員規模別市場シェア
- 7-2 調査結果総括
第8章 市場予測
- 8-1 市場予測の前提条件
- 8-2 市場予測
- 8-2-1 EPP市場予測(〜2021年度)
- 8-2-2 EDR市場予測(〜2021年度)
- 8-2-3 メール無害化/ファイル無害化市場予測(〜2021年度)
- 8-2-4 インターネット分離市場予測(〜2021年度)
- 8-2-5 CASB市場予測(〜2021年度)
第9章 ベンダー・プロファイル
- 9-1 ベンダー・プロファイルの見方
- 9-2 CipherCloud, Inc.
- 9-3 CrowdStrike Japan株式会社
- 9-4 Cylance Japan株式会社
- 9-5 EMCジャパン株式会社
- 9-6 株式会社FFRI
- 9-7 Netskope Japan株式会社
- 9-8 S&J株式会社
- 9-9 SecureWorks Japan株式会社
- 9-10 アイマトリックス株式会社
- 9-11 株式会社アシスト
- 9-12 株式会社アズジェント
- 9-13 ヴイエムウェア株式会社
- 9-14 エフセキュア株式会社
- 9-15 エンカレッジ・テクノロジ株式会社
- 9-16 カーボン・ブラック・ジャパン株式会社
- 9-17 株式会社カスペルスキー
- 9-18 キヤノンITソリューションズ株式会社
- 9-19 株式会社クオリティア
- 9-20 クロス・ヘッド株式会社
- 9-21 サイバーソリューションズ株式会社
- 9-22 サイバーリーズン・ジャパン株式会社
- 9-23 ジェイズ・コミュニケーション株式会社
- 9-24 シスコシステムズ合同会社
- 9-25 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
- 9-26 株式会社シマンテック
- 9-27 ジャパンシステム株式会社
- 9-28 株式会社セキュアソフト
- 9-29 ソフォス株式会社
- 9-30 株式会社ソリトンシステムズ
- 9-31 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社
- 9-32 トレンドマイクロ株式会社
- 9-33 日本オラクル株式会社
- 9-34 日本電気株式会社.
- 9-35 日本マイクロソフト株式会社
- 9-36 ネクスト・セキュリティ株式会社
- 9-37 ハミングヘッズ株式会社
- 9-38 パロアルトネットワークス株式会社
- 9-39 株式会社日立ソリューションズ
- 9-40 ファイア・アイ株式会社
- 9-41 フォースポイント・ジャパン株式会社.
- 9-42 フォーティネットジャパン株式会社
- 9-43 富士通株式会社
- 9-44 株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ.
- 9-45 富士電機株式会社
- 9-46 株式会社ブロード
- 9-47 マカフィー株式会社
- 9-48 マクニカネットワークス株式会社
商品概要
- エンドポイント・マルウェア対策パッケージ/対象ベンダー数8社
- SaaS型エンドポイント・マルウェア対策/4社
- 仮想環境向けマルウェア対策/4社
- エンドポイント型標的型攻撃対策/6社
- EDR/11社
- メール無害化/ファイル無害化/9社
- インターネット分離/12社
- CASB/8社
- 市場規模実績(2015~2016年度)および予測(2017~2021年度)
- マーケットシェア(2015~2017年度予測):ベンダー別、業種別、従業員規模別、提供形態別*(*対象市場のみ)
- 市場分析
- ベンダー各社(47社)のプロファイル:【調査項目】製品・サービス別売上金額/製品・サービス別売上比率(チャネル別、業種別、従業員規模別)/戦略/主要ユーザー企業 など、詳細データ
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