調査ハイライト
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今後強化したいマーケティング施策のトップは「SEO」、2番目以降はBtoBはWeb関連施策、BtoCはメール・マーケティング施策が重視
今回の調査は、従業員数100人以上で、SFA/マーケティング関連製品の導入に積極的な国内企業で、自社のそれら製品導入での意思決定に関与する人を対象に調査を行いました。企業において今後最も強化・注力したいマーケティング施策としては、「SEO」が最も高く19.5%となり、「セミナーの開催/展示会への出展」9.9%、「アフィリエイト広告」9.0%が続いています(図1)。
図1.今後最も強化・注力したいマーケティング施策(単一回答)同調査結果を、回答企業でのマーケティング業務がBtoB向け(法人との間で行われる取引のマーケティング活動を支援)またはBtoC向け(法人対個人消費者との間で行われる取引のマーケティング活動を支援)に分類した結果を見ると、トップの施策はBtoB、BtoCともに「SEO」となりました。2番目はBtoB向けでは「セミナーの開催/展示会への出展」、BtoC向けでは「メール・マーケティング」と違いが現れました。
最も差が大きく表れたのは「メール・マーケティング」で、BtoC向けでは14.7%と1位のSEOと僅差と高い値となっていますが、BtoB向けでは同施策は10ポイント以上開き、4.3%と低くなっています。スマートフォンなどの普及と利用度の高さにより、BtoCでは依然としてメールを使用したマーケティング施策が重視されていることが明らかとなりました。一方、BtoBではメール・マーケティングはソーシャル・マーケティングを下回るものとなっており、アフィリエイト広告、LPO、LFO、ウェブメディアへの記事広告出稿など、全体としてWebを中心とした施策の強化が重視される傾向にあるといえます。
図2.BtoB、BtoC別に見る今後最も強化したいマーケティング施策(単一回答)
掲載データ
– 4分野別調査
- 現在および今後利用したい製品/サービス(業種別、従業員規模別、BtoB・BtoC別* 1)製品/サービス選定時の重視ポイント(業種別、従業員規模別)
- 導入時期(業種別、従業員規模別)
- 製品/サービスのリプレース予定時期(業種別、従業員規模別)
- リプレースを予定または検討する理由(業種別、従業員規模別)
- 主に予算を出している部署(業種別、従業員規模別)
- 製品/サービスの選定・導入の主導部門(業種別、従業員規模別)
- 今後の投資予算(業種別、従業員規模別)
- 製品/サービスに対する満足度(業種別、従業員規模別、主要製品/サービス別* 2)
- 市場規模推移(2013〜2015年度予測)
- ベンダー別マーケットシェア(2013〜2015年度予測)
- ITR DatumiX
– マーケティング分野全体動向調査
- 現在効果を感じる・今後強化したいマーケティング施策(業種別、従業員規模別、BtoB・BtoC別)
(* 1 統合型マーケティング支援分野が対象)
(* 2 SFA、メール送信、統合型マーケティング支援分野が対象)
目 次
第1章 調査概要
- 1.1 はじめに
- 1.2 市場の定義
- 1.2.1 対象市場の定義
- 1.3 ユーザー調査の概要
- 1.3.1 ユーザーアンケート調査の概要
- 1.3.2 調査回答者プロファイル
- 1.4 ベンダー調査の概要
- 1.4.1 ベンダー調査の概要
- 1.4.2 市場規模算出での定義
- 1.5 ITR DatumiX(データミックス)
- 1.6 用語解説
- 1.7 年度解説
- 1.8 総評
第2章 SFA市場動向
- 2.1 SFA市場(ユーザー調査)
- 2.1.1 現在および今後利用したい製品/サービス
- 2.1.2 製品/サービス選定時の重視ポイント
- 2.1.3 導入時期
- 2.1.4 製品/サービスのリプレース予定時期
- 2.1.5 リプレースを予定または検討する理由
- 2.1.6 主に予算を出している部署
- 2.1.7 製品/サービスの選定・導入の主導部門
- 2.1.8 今後の投資予算
- 2.1.9 利用製品・サービスに対する満足度
- 2.1.10 調査総括
- 2.2 SFA市場(ベンダー調査)
- 2.2.1 市場規模およびベンダーシェア
- 2.2.2 調査総括
- 2.3 SFA市場ベンダーポジショニング
- 2.3.1 ポジショニング・マップおよび総括
第3章 メール送信市場動向
- 3.1 メール送信市場(ユーザー調査)
- 3.1.1 現在および今後利用したい製品/サービス
- 3.1.2 製品/サービス選定時の重視ポイント
- 3.1.3 導入時期
- 3.1.4 製品/サービスのリプレース予定時期
- 3.1.5 リプレースを予定または検討する理由
- 3.1.6 主に予算を出している部署
- 3.1.7 製品/サービスの選定・導入の主導部門
- 3.1.8 今後の投資予算
- 3.1.9 利用製品/サービスに対する満足度
- 3.1.10 調査総括
- 3.2 メール送信市場(ベンダー調査)
- 3.2.1 市場規模およびベンダーシェア
- 3.2.2 調査総括
- 3.3 メール送信市場ベンダーポジショニング
- 3.3.1 ポジショニング・マップおよび総括
第4章 ソーシャルメディア解析市場動向
- 4.1 ソーシャルメディア解析市場(ユーザー調査)
- 4.1.1 現在および今後利用したい製品/サービス
- 4.1.2 製品/サービス選定時の重視ポイント
- 4.1.3 導入時期
- 4.1.4 製品/サービスのリプレース予定時期
- 4.1.5 リプレースを予定または検討する理由
- 4.1.6 主に予算を出している部署
- 4.1.7 製品/サービスの選定・導入の主導部門
- 4.1.8 今後の投資予算
- 4.1.9 調査総括
- 4.2 ソーシャルメディア解析市場(ベンダー調査)
- 4.2.1 市場規模およびベンダーシェア
- 4.2.2 調査総括
- 4.3 ソーシャルメディア解析市場ベンダーポジショニング
- 4.3.1 ポジショニング・マップおよび総括
第5章 統合型マーケティング支援市場動向
- 5.1 統合型マーケティング支援市場(ユーザー調査)
- 5.1.1 現在および今後利用したい製品/サービス
- 5.1.2 製品/サービス選定時の重視ポイント
- 5.1.3 導入時期
- 5.1.4 製品/サービスのリプレース予定時期
- 5.1.5 リプレースを予定または検討する理由
- 5.1.6 主に予算を出している部署
- 5.1.7 製品/サービスの選定・導入の主導部門
- 5.1.8 今後の投資予算
- 5.1.9 利用製品/サービスに対する満足度
- 5.1.10 現在効果を感じる・今後強化したいマーケティング施策
- 5.1.11 調査総括
- 5.2 統合型マーケティング支援市場(ベンダー調査)
- 5.2.1 市場規模およびベンダーシェア
- 5.2.2 調査総括
- 5.3 統合型マーケティング支援市場ベンダーポジショニング
- 5.3.1 ポジショニング・マップおよび総括
資料編
- ユーザー調査の調査票
商品概要
- SFA、メール送信、ソーシャルメディア解析、統合型マーケティング支援(全4分野)
- 実施期間:2016年3月
- 調査方法:ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査
- 調査対象:従業員数100人以上で、SFA/マーケティング関連製品の導入に積極的な国内企業で、自社のそれら製品導入での意思決定に関与する人
- 有効回答数:455件
- 調査名:「ITR Market View:SFA/フィールドサービス支援市場2015」調査レポートからの転載
- 実施期間:2015年6月~2015年7月
- 調査名:「ITR Market View:マーケティング管理市場2016」調査レポートからの転載
- 実施期間:2015年10月~2015年12月
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