VMware仮想基盤について今後どのような方針とアプローチを取るべきかは、多くのVMwareユーザーにとって依然として重要な課題となっている。Broadcom社による買収後、2年が経過した今も、ユーザー動向について噂や憶測で語られる場面や、セミナーなどでも偏った論点で説明が行われる場面が多く見られる。そこで本稿では、ITRが行った調査結果を基に、VMwareユーザーの動向を中立かつ客観的な視点で分析し、その実態を明らかにする。
Broadcom社によるVMware社の買収に伴い、2024年2月にVMware vSphere(以下、「vSphere」)をはじめとするVMware社の仮想基盤製品群の製品体系が大幅に変更されてから2年が経過した(ITR Review『VMware製品体系の変更が及ぼす影響』R-224102)。しかしながら、VMware仮想基盤を継続するか、他の仮想基盤へ移行するかの方針について結論をまだ出せていないVMwareユーザーは依然として多い。
オンプレミス環境で構築されたVMwareの今後の方針を検討する際には、図1に示す4つの仮想基盤の配備モデルが主な選択肢となる(ITR Review『VMware仮想基盤の移行アプローチ』R-225032)。