2023年6月に実施した『システム技術者の契約単価および需要動向に関する調査』から、システム技術者の需要動向に関する回答結果を考察する。
調査名 | システム技術者の契約単価および需要動向に関する調査 |
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実施期間 | 2023年6月28日~7月10日 |
調査方法 | ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査 |
調査対象 | 従業員数300名以上の企業に勤務し、勤務先および勤務先の情報システム子会社が利用するシステム開発におけるSEなどの契約単価(円/人月)を把握していると回答した者 |
有効回答数 | 941件 |
この調査では、システム技術者を8つの職種に分類し、前年(2022年度)の契約単価と当年(2023年度)の実契約単価を問うている。図1に、調査対象としたシステム技術者8職種に関する2023年度の契約単価の前年度からの変動率を示した。
2023年度のシステム技術者単価は、増加傾向にあった前年度をさらに上回り、8職種全てで契約単価の上昇が見られ、特にコンサルタントでは5%、システムエンジニア(上級)では3%を超える増加率が確認された。