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title: 【R-218113_6963142323】サーバレスの価値と活用アプローチ（後編）
description: サーバレスは長所も多く、クラウドネイティブを実現するための強力な手法である。しかし、従来の手法との違いも多く、採用は容易とはいえない。IT部門は、テストアプリケーションの試験的構築などで、サーバレスの長所、内容そしてユニーク性の検証をしたうえで、自社クラウド戦略を策定すべきである。
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[レポート・ライブラリ｜株式会社アイ・ティ・アール ](https://www.itr.co.jp/report-library)

# [【R-218113_6963142323】サーバレスの価値と活用アプローチ（後編）](https://www.itr.co.jp/report-library/r-218113)

 作成者: [株式会社アイ・ティ・アール](https://www.itr.co.jp/report-library/author/株式会社アイ-ティ-アール)｜Sep 22, 2023 12:43:39 AM

サーバレスは長所も多く、クラウドネイティブを実現するための強力な手法である。しかし、従来の手法との違いも多く、採用は容易とはいえない。IT部門は、テストアプリケーションの試験的構築などで、サーバレスの長所、内容そしてユニーク性の検証をしたうえで、自社クラウド戦略を策定すべきである。

## サーバレスのユニーク性

[ITR Review 2018年10月号「サーバレスの価値と活用アプローチ（前編）」（#R-218101）](https://www.itr.co.jp/report-library/r-218101)においてサーバレスの長所を解説したが、他のクラウド・コンピューティング手法と何が違うのであろうか。図1に相違点を示した。

### 図1．サーバレスと他の手法の相違点

 出典：ITR

IaaSは、従来手法（オンプレミスサーバ上のシステム開発）とは異なり、ネットワーク、ストレージ、サーバ環境（ハードウェアまたは仮想マシン）をユーザー企業が自ら準備／運用／保守を行う必要がなくサービスとして利用すればよいが、サーバOS、ミドルウェア、アプリケーション稼働用ランタイム、データ、アプリケーションについては自社で準備／運用／保守を行う必要がある。DockerやKubernetesといったコンテナをサービスとして提供するCaaS（Container as a Service）も多くのクラウド事業者が提供しているが、CaaSはIaaS上でユーザー企業が準備／運用／保守を行うレイヤーをコンテナ化し自動的にデプロイする手法であり、IaaSにおいてユーザー企業が責任をもって管理すべきレイヤーと同一である。

PaaSの定義はさまざまであり、DaaS（Database as a Service）やシステム連携ツール・サービスなど、さまざまなサービスをPaaSと分類することも多い。本稿では「アプリケーション開発／保守／運用環境のサービス提供」としてのPaaSに限定して議論を進める。PaaSではアプリケーションとデータをユーザー企業が管理し、それより下のレイヤーに関してはサービスを利用するだけでよい。PaaSは従来のアプリケーション構造（Webアプリケーションなど）のままで、従来のプログラミング手法で開発することが可能である。従来手法では、ユーザー企業が管理しなければならなかったサーバハードウェア／仮想サーバ、ミドルウェア、ランタイムをサービスとして利用することができる。

PaaSとサーバレスの違いはわかりにくい。「アプリケーション開発／保守／運用環境のサービス提供」というPaaSの定義を考慮すれば、サーバレスはPaaSの一種といえる。しかし、サーバレスは一般的なPaaSとは異なり、アプリケーションのみに集中できることが最大の特徴である。図1に示したように、PaaSではアプリケーションとデータをユーザー企業が管理する必要がある。ここでの「データの管理」とは、RDBMSやNoSQLなどのクラウドサービスを用いて、ユーザー企業がデータを管理することを意味している。サーバレスの場合はRBDMSやNoSQLなどのようなクラウドサービスを利用せず、アプリケーションを実現するプログラム・コードのみをサーバレス・サービスに記述する。そして、各アプリケーション間の連携はAPIを介して行う。サーバレスはこのような仕組みであることから、アプリケーションのみに集中することができる。

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