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IT Trend

2020年を見据えた中長期IT戦略の試金石をテーマに掲げ多様な視点からアナリストが講演

IT Trend 2015

ITRが主催する年1度のエグゼクティブ・フォーラム「IT Trend 2015」が2015年10月06日、東京・京王プラザホテルで開催され、ユーザー企業の経営者やCIO、情報システム部門長など約800名が来場した。ITR 代表取締役/プリンシパル・アナリストの内山悟志の基調講演をはじめ、パネリストによる特別講演、当社アナリストによるアナリストセッション、ITベンダーによる特別セッションなど全13セッションが行われた。

ITR 代表取締役/プリンシパル・アナリスト 内山悟志

基調講演ではITRの代表取締役/プリンシパル・アナリストである内山悟志が、企業は新たな価値創造に向けてデジタルイノベーションに取り組む時代であり、どのように取り組むべきかという内容で先進事例を交え、「デジタルが加速するビジネスの変革と創造」と題し講演を行った。

特別講演1では「デジタルイノベーション創出へのアプローチ」について、TBWA\HAKUHODO 常務執行役員兼CFO 高松 充 氏と、富士通株式会社 執行役員 インテグレーションサービス部門 産業・流通システム事業本部長 佐藤 勝彦 氏の2名をパネリストに迎えイノベーションへの取り組み事例の紹介と、共創やイノベーションに求められる要件について、活発なディスカッションが展開された。

高松氏は「今後、イノベーションがないと企業は生き残れない」と解説し、さらに、「エコシステムの中での共創が必要であり、1企業だけで収益を目指してはいけない。大企業は既存のルールを乗り越えるために『出島』を作る覚悟が必要」と現在の企業が抱える課題と進むべき方向性を強調した。


TBWA\HAKUHODO 常務執行役員兼CFO 高松 充 氏

また、佐藤氏は、富士通内の取り組み事例として「業種横断的なコラボレーションを推進する組織の設置」「社内アイデアソン/ハッカソン」などを紹介し、「顧客と協調して概念実証や事業実証を行ったり、イノベーション人材の育成を支援したりしていきたい」と語った。


富士通株式会社 執行役員 インテグレーションサービス部門 産業・流通システム事業本部長 佐藤 勝彦

最後に内山は、「企業内に共創の場を作り、IT部門がイノベーションをけん引していってほしい」とIT部門の目指すべき方向性を示唆してディスカッションを締めくくった。

特別講演2ではIT投資動向調査2016速報と2016年に注目すべき戦略テーマについて、取締役/プリンシパル・アナリスト 金谷 敏尊/シニア・アナリスト 舘野 真人が講演を行った。


ITR シニア・アナリスト 舘野 真人

ITRが毎年行っている「IT投資動向調査2016」によると、国内企業のIT予算は堅調に成長したと報告があった。また、今後は「リスク対策」へのIT支出について拡大傾向が顕著に見られ、2016年度は「マイナンバー対応」とも相まって、これまでに以上にセキュリティ投資が増加すると指摘した。特に製品/サービス別では、「モバイル」「データ・マネジメント」「セキュリティ」が、2016年度の有望分野であると今年のIT投資動向の調査結果をまとめた。


ITR 取締役/プリンシパル・アナリスト 金谷 敏尊

 後半では金谷が、「2016年に注目すべき戦略テーマ」と題し、弊社アナリストが知見をもとに抽出した10のテーマについて、2020年を見据えた予測と、将来へ向けた提言の発表を行った。


 その他、4社のITベンダーによるセッション、ITRアナリストによる6つのセッションが行われ、フォーラム終了後に開催された懇親会では、多数の来場者が参加し、情報交換や意見交換が活発に行われた。

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