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プレスリリース

2020年度のDaaS市場はテレワーク対応で前年度比22.0%増
2024年度には500億円規模に達すると予測
ITRがDaaS市場規模推移および予測を発表

独立系ITコンサルティング・調査会社である株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:三浦 元裕、以下「ITR」)は、国内のDaaS(Desktop as a Service)市場規模推移および予測を発表します。

DaaS市場の2020年度の売上金額は260億6,000万円、前年度比22.0%増となりました。シェア上位のベンダーの大半が2桁成長となったことに加え、一部の大手ベンダーの躍進が市場を牽引しました。

クライアント環境の集中管理やクライアント統制、アウトソースによる管理負担の軽減などの需要のほか、コロナ禍におけるテレワーク対応の手段のひとつとして、新規導入に加え、これまで導入が進んでいなかった部署・部門にも導入が拡大し、市場は活性化しています。また、2019年からDaaS市場に参入した大手ベンダーがさらなる新サービスをリリースしたことも影響し、企業のDaaSへの関心が高まっており、今後も導入が進むと考えられます。

これらのことから、同市場のCAGR(2020~2025年度)は15.9%、2024年度には500億円規模に達すると予測しています。

図.DaaS市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)
図.DaaS市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)

ITRのシニア・アナリストである三浦 竜樹は、「コロナ禍において、在宅勤務でのセキュリティ対策と運用管理性の向上を目的に、DaaSの導入を検討する企業および公共機関が増加しています。また、これまで導入・運用のコストや管理負荷の点から、オンプレミスのVDIを検討してこなかった企業においても、コロナ禍をきっかけにポータルサイトから迅速にDaaS環境を構築でき、コストも抑えられるケースが見られるパブリッククラウドDaaSの導入検討が増えてきています」とコメントしています。

調査概要

今回の発表は、ITRが発行する市場調査レポート『ITR Market View:クラウド・コンピューティング市場2022』に詳細を掲載しています。IaaS/PaaS(Infrastructure as a Service/Platform as a Service)市場およびDaaS市場の国内全35ベンダーへの調査に基づいた2019~2020年度売上げ実績および2025年度までの売上げ予測を掲載しています。

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