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プレスリリース

PaaS/IaaS市場は2012年度45.3%増、2017年度には2,600億円を超えると予測ITRがクラウド・コンピューティングの市場調査結果を発表
「ITR Market View:クラウド・コンピューティング市場2013」を発行・販売開始
同時進行で実施したユーザー調査結果も特別付録として収録

株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、PaaS/IaaS、DaaS、エンタープライズSaaS(14分野)のクラウド・コンピューティング市場を対象に国内35社のベンダー調査を行いました。本日、いくつかの市場動向およびPaaS/IaaS市場予測を発表します。また、これらの市場動向と分析をまとめた市場調査レポート「ITR Market View:クラウド・コンピューティング市場2013」を本日発刊しました。 本レポートの主なトピックは以下の通りです。

PaaS/IaaS市場:
      2012年度の市場規模は前年度比45.3%増の841億4,000万円へ大幅に拡大
DaaS市場:
      2012年度の市場規模は前年度比18.8%増の28億5,000万円へ成長
エンタープライズSaaS市場(14分野):
      2012年度の市場規模は前年度比16.8%増と高い伸びを維持し、約443億円に

PaaS/IaaS市場は2012年度45.3%増、2017年度には2,600億円を超えると予測

国内PaaS/IaaS市場の2012年度の市場規模は841億4,000万円、前年度比45.3%増と大幅な伸びとなりました。市場を構成する全てのベンダーが2桁以上の伸び率になったことが背景にあります。2013年度は前年度比39.0%増と引き続き大きな成長が見込まれ、1,169億5,000万円となると予測しています。2012年度から2017年度までの年平均成長率(CAGR)は25.7%、市場規模は2,600億円を超えると予測しています。


図.PaaS/IaaS市場規模推移および予測
PaaS/IaaS市場規模推移および予測

ITRのシニア・アナリストである甲元宏明は、「クラウド・コンピューティングは、いまや当然の選択肢のひとつとなっており、大企業においては今後も活用が拡大すると考えられます。さらなる市場拡大のためには、中堅および中小企業に対し、PaaS/IaaSのトータルメリットを認識させるためのエコシステムの確立が重要なポイントとなります」とコメントしています。

「ITR Market View:クラウド・コンピューティング市場2013」のレポート概要

発行日:2013年11月28日
体 裁:CD-ROM版(PDF/230ページ)
発 行:株式会社アイ・ティ・アール
価 格:17万3,250円(税込)

対象分野:

        PaaS/IaaS市場/対象ベンダー数34社
        DaaS市場/12社
        エンタープライズSaaS市場(14分野)

          メール送信
          メール処理
          マーケティング管理
          アクセス解析
          ECサイト構築管理
          ERP
          就業管理
          LMS
          WCM
          全文検索ソフトウェア
          マルウェア対策
          メール・セキュリティ
          Webゲートウェイ・セキュリティ
          企業間ファイル転送

掲載データ:

              PaaS/IaaS市場およびDaaS市場の市場規模実績(2011~2012年度)および予測(2013~2017年度)
              PaaS/IaaS市場およびDaaS市場のマーケットシェア(2011~2013年度予測):ベンダー別、業種別 エンタープライズSaaS市場の分野別市場規模実績および予測(14分野)
*1
              エンタープライズSaaS市場の当該14分野のマーケットシェア:ベンダー別
*1
              エンタープライズSaaS対パッケージの市場規模実績および予測 (~2017年度)
              市場分析
              PaaS/IaaSおよびDaaSベンダー各社(35社)のプロファイル:
【調査項目】サービス別売上高/サービス別売上比率(チャネル別、業種別、企業売上規模別)/戦略/初期導入時の平均モデル/主要パートナー/主要ユーザー企業/人員構成 など、詳細データ

*1:該当分野を調査対象とした各「ITR Market View」レポート(2013年発行分)に掲載した調査結果データを転載

詳細な目次は ITR Market View:クラウド・コンピューティング市場2013 に掲載

ユーザーが考えるパブリッククラウドの利点は依然コストに偏重、クラウド活用の成熟度はまだ低い

本Market Viewレポートには、特別付録としてPaaS/IaaSおよびDaaSについてのユーザー調査レポート「ITR User View:クラウド・コンピューティング2013」を同梱します。ユーザー企業に対してパブリッククラウドの利点を問うたところ、コストの低さを選ぶ企業が多く、クラウドの持つ特長である「社外のどこにいてもサービスが利用できる」「数多くのデバイスに対応しやすい」「必要に応じてサービスを拡張できる」「いつでも利用停止できる」といった項目をあげる企業は依然として少ない結果となりました。このことから、国内のユーザー企業におけるクラウド活用の成熟度はまだ低いといえます。


図.パブリッククラウドの利点(複数回答)
パブリッククラウドの利点(複数回答)

同調査は、国内企業の情報システム部門などに所属し、クラウド活用に対する企画・導入・運用などに関わる役職者(有効回答数:200件)を対象に2013年10月に実施したもので、以下のような設問を網羅しています。

          • 今後の投資計画
          • システム分野別の現在利用しているITインフラ
          • パブリッククラウドの利点と課題
          • 現在利用しているベンダー/今後利用したいベンダー
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