ITRが国内BPM市場のベンダー/製品10社を調査分析し、IBMとSAPを「Leading」ベンダーと評価
〜第2グループではオラクルがユーザーから高い期待を集める〜

2013年10月8日
株式会社アイ・ティ・アール

株式会社アイ・ティ・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役:内山悟志、以下「ITR」)は、本日、ビジネスプロセス管理(BPM)に関するベンダー/製品10社を調査分析したポジショニング評価「ITR DatumiX(データミックス): BPM2013」を発表いたします。通常、ITベンダー・製品に関する調査データは、ベンダーを対象とした市場調査とユーザー調査の各種データがそれぞれ独立して実施・提供されるのが一般的ですが、ITRでは両調査を連動させた評価を行うことを目的に「ITR DatumiX」を作成しました。本日、システム連携/統合ミドルウェア分野の調査結果のなかから、国内BPM市場のベンダー評価と分析結果を以下のように発表いたします。

  • 図 ITR DatumiX:ビジネスプロセス管理(BPM)2013 ITR DatumiX:ビジネスプロセス管理(BPM)2013
    • 国内BPM市場では、IBMとSAPが他社を大きく引き離す高い売上シェアを獲得しています。
    • これらのシェア上位2社のベンダーは、ユーザー企業からの期待値も高く、市場リーダーとしての確固たる位置にいるといえます。
    • 今後SAPを利用したいと考えているユーザー企業が多く、ユーザー期待値指数はIBMを上回ることから、将来SAPがIBMを抜いて売上シェアトップに立つ可能性があります。
    • 売上げシェア3位以下のベンダーのなかでは、オラクルに対するユーザー期待値は非常に高く、今後、オラクルの導入を検討しようとする企業が多いといえます。
  • また、ITRの調査(*1)では、調査対象企業の30.3%がBPM製品を「すでに導入済みであり、今後も投資を拡充する方針」であるとしています。これは本調査でのEAIやESBなどの他の製品分野に比べ高い割合を示しており、システム連携/統合ミドルウェア関連分野では今後BPMが最も市場に浸透・拡大していくものと期待されます。

    ITRのシニア・アナリストの甲元宏明は今回の調査結果について、「BPMは、上手く活用すれば自社ビジネスにおける生産性や業務品質の向上などの成果が期待できるツールですが、属人的なビジネスプロセスを多く抱える企業が不用意に導入すれば自社の強みを消しかねないため注意が必要です。

    今回の調査では、ERPやミドルウェアをもつ大手ITベンダーのBPM製品が売上げシェアとユーザーの期待度がともに高いことがわかりました。これらのベンダーのBPM製品は機能も豊富で優れているため、この結果は十分納得できるものです。しかし、今回「Niche(ニッチ)」と判定されたITベンダーのBPM製品にも優れた製品は多く存在します。BPM導入にあたっては、社外パートナーを含む自社ビジネス関係者と十分協議して、自社要求を明確にし、最適なソリューションを選択することが望まれます。」と述べています。

    「ITR DatumiX(データミックス)」とは

    ITRが調査・保有するベンダー別「売上金額シェア」(*2)と、ユーザー企業への調査データ(*1)を組み合わせ、独自のベンダー・ポジショニング・マトリクス図を作成しています。

    • 「ユーザー期待値指数(縦軸)」:ユーザー・アンケート調査において「今後利用したい」とした回答率から、「現在利用中」とした回答率を引くことで算出した。 上にプロットされるほど、新規導入の増加が見込まれる
    • 「ベンダー別売上金額シェア(横軸)」:ITR Market Viewで算出した直近のベンダー別の売上金額シェア(%)をプロットした。右へプロットされるほど、現在の売上実績が高いことを示す
    • 「Leading」:売上実績、ユーザー期待値の伸びともに高い、市場の牽引役
    • 「Emerging」:実績は足りないが、ユーザーからの期待値の伸びが高く、今後の成長が見込める注目ベンダー
    • 「Standard」:安定した売上げを上げているスタンダード・ベンダー
    • 「Niche」:売上実績、ユーザーからの期待値の伸びともに低く、支持層が限定されたベンダー

    なお、ITRでは、本調査結果を含むシステム連携/統合ミドルウェア関連の6つの製品分野 ― BPM、EAI、EDI、ETL、ESB、ファイル転送ツールの導入と利用形態に関わるユーザー調査結果と分析を『ITR User View:システム連携/統合ミドルウェア2013』レポート(全28ページ)としてまとめています。同レポートは、ITRが発行・販売している市場調査レポート「ITR Market View:システム連携/統合ミドルウェア市場2013」(2013年10月3日発刊)の特別付録として提供しています。


    【*1の調査概要】

    調査名 ITR User View:システム連携/統合ミドルウェア2013
    実施期間 2013年8月
    調査方法 ITRの独自パネルを対象としたインターネット調査
    調査対象 従業員100名以上の国内企業に勤務し、システム連携・統合ミドルウェアの製品選定、開発、運用のいずれかに直接的に関与している個人
    有効回答数 300件

    【*2の調査概要】

    調査名 ITR Market View:システム連携/統合ミドルウェア市場2013
    実施期間 2013年7月2日〜8月14日
    調査方法 ITRアナリストによるベンダーへのインタビュー調査を主体に、各種公開情報およびITRの保有情報を取り入れ、推定値を算出
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